今年の帳尻合わせはネットで提出できたので早めに終えることができた。持参するよりお得なシステムなので今後はネット提出で終えるとしよう。
後ろ向きの仕事が早めに終わってしまったが、外出しようにも今年の花粉は強烈だ。去年までは軽く目薬をさすだけで凌げたが、今年は目薬だけでは収まらず、外に出るのが億劫になっている。
とは言え、せっかくの春の陽気。桜もいつになく早めに開花宣言が出され、マスク解除の宣言も出たことだし、平日休みを利用し都内各所へお花見RUNを楽しむことにした。
隅田川
まずは自宅からほど近い隅田川沿いの桜の名所を、ゆるRUNで楽しんでみた。このコースは仕事を頂いている会社へ顔をだすときの通勤RUNコース。隅田川沿いをジョギングしながら四季折々の景色を楽しみながら通っていたが、コロナの影響ですっかり通勤RUNも遠ざかってしまった。
去年の今頃、妻はワクチン副反応で苦しんでいたが、気分転換で隅田川沿いを散歩し、その後の温泉療養の効果もあってか副反応も収まり、今では元気に仕事に出ている。
浅草の船着き場あたりは観光客も大勢たむろしていて、なかにはウェディングドレスを着たカップルが記念撮影を行っていた。
お幸せに～～～！
観光エリアの日常が戻ってきた感じだ。
浅草の観光地エリアを過ぎ総武線の鉄橋が見えてきたら隅田川にお別れを告げ神田方面に向かう。ゆるRUNのあとは御茶ノ水界隈でくたびれたRUNシューズの代わりを探す予定だ。
その前に腹ごしらえ。
小川町交差点にあるお気に入りの蕎麦屋さんでぶっかけ冷やしそばを注文。
立ち食いそばの延長のような位置づけだが、店内は椅子席なので落ち着いて食べられる。
何より嬉しいのがワカメが食べ放題なのだ。しかも、鶏天をトッピングしたら揚げたてを出してくれた。
皇居一周RUN
お腹を満たしたあと、さて、この後は御茶ノ水界隈を彷徨こうかと思案していたが、日差しはどんどんポカポカ陽気になってくる。せっかくなので予定変更。皇居一周RUNでもしてみよう。
小川町の交差点を南下し、大手町の交差点まで食後のウォーキング。
左手に東京駅。右手の皇居方面に右折。
大手門まで来たら皇居前をスタート地点にRUNを再開。
普段は無意識に時計回りに走っているが、ここは反時計回りが推奨されているようだ。いつもとは違う感覚でお堀に沿って走り出す。
浅草ほどには人はいないが、それでも桜目当ての観光客らしき人たちがあちこちで記念撮影をしている。
満開には少し早いようで、お堀沿いの桜は七部咲き程度の開花状況だったが、それでもきれいに整備されているエリアなので走っていて気持ちがいい。時折立ち止まってはシャッターを切る。平日の昼過ぎということもあり、ランナーの姿は殆どなく、ゆっくりペースで走っていても抜かされることは殆どなかった。
千鳥ヶ淵公園を過ぎると一番見晴らしの良い場所に差し掛かる。
桜田門を過ぎ、日比谷の交差点を左折し美しい皇居外苑を過ぎるとゴールはすぐそこ。
一周５キロほどの皇居RUNはいつもの下町の河川敷エリアとは違い、都心の高層ビル群や完璧に手入れされた美しい皇居を眺めながら走れるので晴れやかな気分で走ることができた。
上野公園
大手門で一息ついたあと、爽やかな気分に後押しされて、せっかくだから上野公園まで走ってみることにした。どうやら調子に乗ってきたようだ。
小川町の交差点まで戻り、そこから北上して神田川を過ぎると不忍池はすぐそこ。
先程までの整った美しさとは違い、下町エリアなだけあって雑多な人混みにあふれていた。
池の畔を抜け上野公園入り口にたどり着くと人がごった返しており、どこからともなくアルコールの匂いが立ち込めている。今年から桜並木沿いのエリアがお花見解禁になったことで、夕暮れ前なのに既に酔い客があちこちで顔を赤らめている。
例年ほどの混雑はないが、花見の時期のいつもの景色がようやく戻ってきた感じだ。
ついに大噴水までたどり着いた。自宅を出て既に25キロを超えている。噴水を眺めながら大休止。行動食を頬張りながらぼんやりとキラキラ光る噴水を眺めていた。
この後は再び隅田川沿いを走って帰ろうかとも思ったが、さすがに疲れた。花粉で目と鼻も限界に来ている。満開には少し早かったがコロナ明けの花見は十分堪能できたので、西日暮里まで走り、電車で自宅に戻ることにした。
芸大前の静かな通りを過ぎ、谷根千エリアを過ぎると西日暮里の駅。
トータル28キロほどのゆるRUN、ウォーキングを堪能して改札を通った。
三年に及ぶコロナ禍がようやく収束の兆しを迎えた中でのお花見RUN。
桜の満開には少し早かったが、人々の笑顔は満開になっていた。
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