patagoniaの買い取りプログラムを試してみた

アウトドア

patagoniaの製品は丈夫ので、多少のほころびが出ても修理をして何年も着続けている。気に入ったものは大切に使い続けるという自分の性に合っているのだ。

そんなpatagoniaの製品も、ここ数年の間に体型が変わってしまいサイズが合わなくなってしまったものや、くたびれて着られなくなってしまったものもある。捨てるのも忍びなくタンスの肥やしになっているが、最近、買い取りプログラムがスタートしたので、試しに出してみることにした。

回収

リペアに関しては以前ブログにも挙げたが、出来栄えは申し分なく、今でも大切に着続けている。

今回始まった買い取りプログラムは、そこからさらに一歩踏み込んだ試みのようで、無料で回収→査定→振込という流れで、自宅にいながらにして手続きが完了するようだ。

patagoniaのWEBサイトで回収申し込みを行うのだが、同社の製品なら何でもOKというわけではなく、買い取りの対象外となるような製品もあるので注意が必要だ。

以下、対象となる製品の一覧表

■買取対象製品(キッズ&ベビー製品を含む)■買取対象外製品
トップス(Tシャツ、シャツ、セーター)2.5層シェル
ボトムス(パンツ、ショーツ)スイムウェア
ジャケット、ベスト下着、ソックス
ダウンウェットスーツ
シェル(レインウェア、スノーウェア)
※2.5層シェルを除く
ウェーダー
ボードショーツ書籍
フリースCD、DVD
スウェット食品、酒類
ベースレイヤー食器類
ワンピース、オーバーオール社外品
アクセサリー(帽子、手袋など)サーフボード
ラゲッジフットウェア
スリーピング・バッグタオル
テンカラ
ストック

こうしてみると対象商品は多岐にわたりレインウェアは対象となっているが、2.5層シェルは対象外のようだ。旧トレントシェルなどが該当するが、防水生地の剥離問題が影響しているのだろうか。因みに、所有している旧トレントシェルは未だに剥離箇所もなく、問題なく着用できている。キチンとメンテナンスをしていれば剥離問題は防げそうな気がする。

メンテナンスと言っても大げさなことをするのではなく、使用後はキチンと洗濯するだけで寿命は大幅に伸ばすことが出来るので、特に手間がかかるわけではない。一つだけ注意点をあげるとすれば、柔軟剤は使わずに洗剤だけで洗うということだ。その際、普通の洗剤でも問題ないようだが、専用の洗剤を使用すると、汚れ落ちや撥水効果、寿命等が大幅に伸びるようだ。

回収方法はWEBで申し込みを行えば、宅配業者が自宅まで引取に来てくれる。

かさばるジャケット類などは梱包キットも無料で届けてくれるようだ。梱包キットを申し込まなくても自宅にある紙袋等でもOKということなので、今回は試しにTシャツ類を出してみることにした。ベースレイヤーとして着ていたキャプリーンを3点。どれも登山時に何度も着用していたので、それなりに着用感があり、そのうち一点は首が伸びてしまっている。

三枚のTシャツを紙袋に詰め宅配業者に配送依頼を手配するだけ。あとは宅配業者に回収してもらえばやることはおしまい。

査定

回収後は査定の段階になるが、査定業務はpatagoniaではなく、専門の業者に外部委託しているようだ。

買い取られた製品は、どのように引き継がれていくのでしょうか

2024/05/15Knowledge
買い取られた製品は、どのように引き継がれていくのでしょうか
000004162

回収してもらうTシャツは買取価格の目安を見てみると、¥300~¥700となっている。

■買取価格の目安
トップス500~2,400円
アウターウェア1,000~5,000円
Tシャツ 300~700円
フリース1,000~3,400円
シェル1,000~6,000円
ダウン2,000~8,600円
化繊インサレーション 1,500~6,300円
ボトムス 400~800円
ショーツ400~700円
キッズ&ベビー製品200~1,500円
アクセサリー  200~500円
ラゲッジ 500~3,600円

古着の処分に関しては、買取専門店舗やフリマアプリなどで何度か買い取ってもらったことがあるが、Tシャツ類だと買取専門店などでは数百円程度、フリマアプリでは千円程度の値がついたことがある。

今回はどれくらいの値段がつくのか楽しみだ。

結果

回収後、数日程度で査定結果のメールが届いた。結果は

三枚で1,900円 内訳のページも表示されていたが、数日後に再度開いたら合計表示だけになっていた。一番程度の良かったTシャツは\900値がついており、他の2点は¥500という査定だった。

買取表よりも少しだけ高く査定してもらったTシャツもあった。その後は、振込先の銀行に査定額を振り込んでもらい手続完了。二回分のランチが賄えた。

というわけで、回収から振込まで1週間程度で完結したが、査定額の高さで比較してみると、

フリマアプリ>patagonia>街の買取店舗

という感じだろうか。

リユースに関してはフリマアプリが一番高く売れるようだが、商品画像の写真を取ったり、その後のやり取りする手間を考えると、今回のpatagonia買取プログラムはお手軽でいいかも。

物余りの時代、捨ててしまえばただのゴミとなり環境に悪影響を与えるだけだ。製造元が販売から修理や再利用のための買取までを一貫した流れで行ってくれるのは、大変ありがたく価値のある取り組みだと思う。

他のメーカーも取り組んでくれることを願おう。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログへにほんブログ村 アウトドアブログへにほんブログ村 健康ブログへ

コメント