腸内フローラを改善したら、ワンコのカイカイが劇的に収まった

ウェルネス

 ワンコをお迎えしてから暫くの間、やたらと全身を痒がっていた。初めて動物病院を受診したときは外耳炎と診断されたのだが、柴犬は皮膚疾患にかかる率が多いということだったので、痒み対策の一つとして、食事を見直し腸内環境を整えたらカイカイが劇的に収まった。

仔犬のカイカイは見るに忍びない

 去年の夏は流石に暑すぎたので、生まれて初めて24時間冷房をつけっぱなしで過ごしていた。そんな時期にワンコをお迎えしたので、予防注射を打つまでの間は外に出さずに涼しい部屋で遊ばせていたのだが、ふとした時にやたらと全身を掻いていた。汗疹ができているわけでもなく、部屋の中で虫に刺されたような形跡もない。

 夜中も頻繁に起き出して、首周りや下腹辺りを中心に、前足や後ろ足、そして口が届くところ全てをカイカイしていた。その音で夜中に何度も起こされるくらい頻繁に掻いているので、気がつけば生毛の生えていない腹部の肌が赤くかぶれ、血が滲むようになってきた。

 とりあえず、患部にはワセリンを塗ることで爛れは収まってきたが、それでもカイカイが止まることはなかった。病院で外耳炎と診断された時の検査ではマダニなどは見つからなかったので、ワンコの体質だろうということだった。

 柴犬は皮膚疾患に罹りやすい犬種とはいえ、パピーの頃から痒みが慢性化するようだと、これからの人生、いや、犬生のQOLに大きな影を落とすことになってしまう。気持ちよく寝ているのに、突然起き出してカイカイする姿を見るのは不憫でならない。

 せめて、寝ている時くらいは痒みで起きることのないようにしてあげられないものか?カイカイの原因を断つにはどうすればいいか?あれこれ調べたり考えたりしていると、自分が以前に体験した出来事を思い出した。

ポテチを食べなくなって久しい

 出張が立て込んでいた頃、夕食を取る暇もないくらい忙しく、遅い時間帯に宿にチェックインした時は、大好物のポテチやコンビニのお菓子で腹を満たすことが多かった。

 その頃の体調は、背中や頭皮に常に赤い発疹が出ていて、むず痒い状態だった。虫に刺されたわけでもなく、シャンプーや石鹸で入念に頭や体を洗っても発疹は治まらなかった。

 発疹の原因をあれこれ調べている時、たまたま出会った本を読んだら目から鱗が落ちた。腸内環境を整え、多様な細菌環境を維持することで皮膚疾患や免疫系の病などが改善するという内容で、皮膚に発疹などができているときは、腸内細菌のバランスが崩れている状態だと体が教えてくれているのだ。

 ということは、腸内細菌のバランスを整えれば肌もキレイになるのではないか?そんな考えから、食べてるものを見直してみようと思い、まずはポテチを絶ってみることにした。

 効果はすぐに現れた。ポテチ断ちを始めた数日後から発疹が消え出し、数週間もすると頭皮や背中の発疹が全て消えた。その後は肌の艶も良くなり、むず痒い状態に悩まされることは無くなった。

 それ以降、ポテチや、お菓子などの加工食品はできるだけ口にしないように意識するようになった。すると、口内炎などが出来にくくなったし、出来たとしてもすぐに治るようになった。

 たくさんの工程を経て加工された食品は、添加物も多く使われており、知らず知らずのうちに体を蝕んでいるようで、それが積み重なって免疫疾患に繋がっていくのだろう。

 その時の体験を思い出し、人間もワンコも同じ動物なので、腸内環境を向上させるような食事をワンコに実践してみることにした。

 

加工食品だけで一生過ごせますか?

 ワンコをお迎えした時、食事はショップ推薦のフードを与えていた。カリカリのドライフードをメインに、ゼリータイプや粉末状の補助食をその時の食欲に応じて食べさせていた。どのフードも、犬にとって必要な栄養素をバランスよく配合していると謳っている。なるほど、原材料名を確認すると、ありとあらゆる食材なり栄養素が配合されているようだ。

 一見すると、これらを食べていれば健康で過ごせそうに見えるが、もし、ドッグフードの中に、ワンコの体質に合わない食物や添加物が入っていて、それがカイカイの原因だとしても、これだけ多くの食材や栄養素が混入していると、何が原因物質なのか切り分ける事ができない。まずはこれらの加工食品を見直してみることにした。

 というわけで、ドッグフードは一旦脇に置いといて、人間が食べる食材に切り替えてみることにした。とはいっても、手の込んだものを作るわけではなく、食材を茹でたり蒸したり、煮たりするだけだ。例えば、鳥のささ身は茹でるだけ(茹で汁は自分たちのスープ用に使える)、人参やかぼちゃは蒸したり(自分たちも素材の甘味を楽しめる)、ご飯は柔らかくお粥にしてみたり(やはり柴犬なので和食は好きなようだ)と、塩コショウなどの味付けは一切つけないで、素材の味だけで食べてもらうようにしてみた。

 それらをいきなり切り替えるのではなく、まずはドッグフードに少しずつ細かく刻んでトッピングしながら様子を見てみると、ドッグフードだけのときより明らかに食いつきが良くなった。特にお腹を壊したりすることもなく、ウンコも健康的な色艶をしている。

 こうして問題ないことを確認しつつ、ドッグフードから自然の食材に切り替えていくにつれ、ワンコのカイカイが日を追うごとに目に見えて収まっていった。二週間も過ぎると全身を掻く動作は収まり、夜中に起きてカイカイすることも無くなった。さらに嬉しいことに毛並みも艶々になってきた。

 思い返してみると、昭和の頃は各家庭で作った食事を当たり前にあげていた。ドッグフードもあることにはあったが、あくまで補助的な与え方をしていた(我が家の場合)。それでも病気になることもなく、ましてや終日カイカイに悩まされるようなこともなかった。

 当時飼っていたワンコがたまたまアレルギー体質じゃなかったのかもしれないが、アレルギー疾患については人間に限らず、ペット達にもここ数十年の間に爆発的に増えているらしい。その原因として、超加工食品の摂りすぎが疑わしいとされているので、便利な食べ物ではあるが一度立ち止まって見直してみる時期に来ているのではなかろうか。

 こういった経緯から、その後のワンコの食事は人間が食べる食材を、ワンコの様子を見ながら与えることにした。すると、好き嫌いや選り好みすることなく、パクパクと美味しそうに平らげてくれるようになった。

 鶏のささみ、豆腐、納豆、無塩煮干し、ニンジン、カボチャ、ブロッコリー、ご飯、さつま芋、リンゴetc、、、

 こうして食材を眺めてみると、人間にとっても良いとされる食材ばかりだ。ワンコのために意識して買っているというより、自分たちが普段から食べているものばかりなので、自分たち用に味付けをする前に取り分けておくだけなので手間もかからない。

腸内フローラを検査してもらった。

 カイカイから解放されて暫くすると、加入しているペット保険会社から郵便物が届いた。ペット保険は種類も多く、どれに入るか迷っていたが、付帯サービスで、毎年一回、腸内環境を無料で検査してもらえるアニコムに加入することにした。その検査キットが送られてきたようだ。

 やり方は簡単、ワンコのウンコを少しだけ爪楊枝ほどの棒の先端に付け、蓋をして返送するだけ。あとは一月くらいしたら検査の結果をweb上で知らせてくれるのだ。

その結果は、、、

腸内フローラチェック

腸内フローラの多様性

乳酸菌

アレルギー体質チェック

歯周病リスクチェック

心臓チェック

その他の結果

あると嬉しい菌

 腸内フローラは多様性に満ち、とても良好な状態らしい。歯磨きはワンコが嫌がるのでほとんどやってないが、ワンコ自身が食後に木を齧るのが習慣になっている。それが功を奏しているのか、とりあえず標準状態をキープしているようだ。それ以外の項目も良好な値を示している。なかでも激レア級の善玉菌が生息しているらしく、今後も絶やさないようにしていきたいものだ。

 ドッグフードだけの時に検査をしたわけではないので、before、afterの比較はできないが、いずれにしても、豊かな腸内環境が痒みの症状改善に繋がっているのは間違いなさそうだ。

 因みに、ドッグフードは全く辞めたわけではない。状況によってはドッグフードを食べざるをえない時もあったりするので、補助的に与えている。すると、収まっていたカイカイが多少復活したりすることもある。

 こうしたことから、ドッグフードがカイカイの原因であることはほぼ間違いなさそうだ。総合栄養バランスを謳っているドッグフードだが、工場で加工される過程で色々な添加物等も配合されているので、そうした加工食品が腸内環境に悪影響を及ぼし、それが肌の痒みに繋がっているのだろう。

 おそらく、ドッグフードだけを食べていた時に検査をしたら、スコアはもっと低い値を出していたことだろう。

 人の体もワンコの体も食べたものでできている。人間は食べるものを自分で選ぶことができるので、意識して摂るようにすればいいが、ワンコは与えられたものしか食べることができない。自分自身もワンコも、できるだけ自然に近い食事を心がけることで腸内環境の多様性を保つようにして、健康な体を維持することを心がけていこう。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログへにほんブログ村 アウトドアブログへにほんブログ村 健康ブログへ

コメント