MUNIEQ【X-MESH STOVE】 の最新作が届いた

MUNIEQ_X-MESH_ STOVE アウトドア

去年までは毎週のように登山やキャンプを楽しんでいたが、今年は壊滅的に行けなくなってしまった。
鬱々としてもしょうがないので、テントの修理をしたり気になるグッズを物色したりして日々を過ごしている。

今回は、アルコールストーブの必需品、独創的なアイテムをGETした。
ソロ登山やソロキャンプで最も使用頻度が高いミニマムな調理器具、EVERNEW 【チタンマグポット500】&アルコールストーブと組み合わせれば最強に使えるアイテムのお話。

アルコールストーブに必須のアイテム

出張旅や、登山、キャンプなどで簡単な調理や熱い珈琲を飲みたい時はアルコールストーブ(アルスト)で湯を沸かしているが、その際、必ず必要になるのがゴトクと風防だ。
EVERNEW【チタンアルコールストーブ EBY254】は二段階に火力が調整でき、弱火で使用する場合は直置きも可能だが、ほとんどのアルストはゴトクを別途用意する必要がある。

また、アルストは炎が柔らかいため、風の影響をモロに受けてしまう。
屋内では風防はなくても問題ないが、屋外では必須アイテムなのだ。

因みに、炎が柔らかいとはいえ火力は意外にあるので、燃焼中の取り扱いには十分に注意しよう。
以前、うっかり炎が指先に移ってしまい火傷をしてしまったことがある。
更に燃焼中のアルストを倒そうものなら一瞬で周りが火の海になるので、使用する時はくれぐれも置き場所は慎重に選ぼう。

そんな経験から、風に強く倒れにくい強い形状を考慮した自作の風防付きゴトクを以前は使用していた。

snow peak【ソロセット 極】専用として作ったため相性は抜群に良く、3000m級の縦走登山でも十分に使えた。防風性も全く問題なく、このセット一で北は冬の北海道から南は真夏の沖縄まで、湯を沸かしたり、簡単な調理くらいなら難なくこなすことができた。

さしずめ、trangia【ストームクッカー】の超軽量版といったところだ。

それでも一つだけ不満を上げるとしたら、
素材がアルミシートのため耐久性が劣るということだろうか。
まぁ型紙があるので何枚でも作れる。大した問題ではない。

今でも縦長クッカーとのセットはこちらの組み合わせで使っている。

MUNIEQ 【X-MESH STOVE】(Small)

その後、より小型のクッカーとアルストを使用する機会が増えたので、それに合わせたゴトクと風防を色々試した結果、最近はこちらのゴトク兼風防が1軍としてフル稼働している。

MUNIEQ X-MESH STOVE (Small)

MUNIEQ 【X-MESH STOVE】(Small)
makuakeで先行販売していた初代のメッシュ製のゴトク

特 徴

・薄さ0.2mmのメッシュ状のシートなので邪魔にならない
 →スタッキングを想定した場合、もの凄く効率的

・ゴトク+風防として使えるためサッと出してすぐに使用可能
 →ゴトクと風防が別々だとセットに手間がかかる

・マイクロメッシュの隙間から炎のゆらめきを楽しめる
 →食事中はローソクを灯すと揺らめく炎を楽しめる

・端がジョイント式になっていて連結することで直径が広がる
 →底の広い大きめのクッカーやケトルでも使える

使用イメージ

大変使い勝手がよく、今では旅のお供の必須アイテムとなっているが、
一つだけ、あえて不便な点をあげるとすると、単体で使用する場合、底の広いクッカーやケトルなどを置くと安定感に欠けるので、安心して載せることができないのだ。

宿泊先の部屋で使用する場合はテーブルが平行なので問題ないが、
野外で使用する場合は平行な場所がほぼないので注意が必要だ。

※二枚あれば連結できるので直径は広がるのだが、メインで使っている【チタンマグポット500】だとサイズオーバーとなってしまう。

MUNIEQ 【X-MESH STOVE】(Large)

今回手に入れたラージサイズはその悩みを見事に解決してくれた。

munieq X-MESH STOVE (Large)

パッケージ

使用イメージ

ラージサイズは三段階に直径を調整可能だ。これはスモールにはない仕様で、
最大経にするとEVERNEWのマグポット【ECA266】にシンデレラフィット
最小経に調整するとスモールと同サイズになる。

スタッキング

シート3枚重ねでもポットとカップの隙間にはまだ余裕があるので、隙間にハンカチを挟めば緩衝材となり行動中もガタガタ鳴らない。
マグカップの内容量を目一杯使えるので、アルストとファイヤースターター、燃料までも入ってしまった。これだけ入れてもマグの蓋もポットの蓋もきっちり閉まるので、スタッキングは全く問題なし。

燃焼の様子

SとLの比較は違いが殆ど感じなかったので、LサイズをTOAKSとeby254で比較。
TOAKSは径が小さく炎が中心に向かって伸びる仕組みのため、炎が外周部に漏れることはほとんどなく、取っ手を掴むことは可能だ。
eby254は炎がマグやポットの外周まで大きく漏れておりシェラやポットの取っ手部分まで達しているので、素手で掴むと火傷するくらい熱かった。

Leather Pad

今回は楽天で購入したが送料無料ラインに届かなかったので、同時に発売されていたレザーパッドもポチってしまった。

一見、100均にありそうな革のシートだが、サイズ感が絶妙で単なる円形じゃないところに製作者のこだわりを感じてしまう。タグ部分のロゴもさりげなくオシャレ。

素材は大変しなやかで上質な鹿革を使用しているので、コースターや鍋つかみとして重宝しそう。
今まではハンカチを小さく折って使用していたが、すぐに焼け焦げてしまっていた。これで無駄にハンカチを燃やすことから解放されるだろう。

鹿革の経年変化を楽しもう。

データ

X-MESH STOVE small large
高さmm 67 67
長さmm 206 272
直径mm 62 124(連結) 62 72 82(三段階)
重さg 14(1枚) 28(2枚) 17
厚みmm 0.17 0.17
耐荷重 1kgf 1kgf
素材 ステンレス ステンレス
     
Leather Pad    
サイズmm 150 x 115  
最大経mm Φ115  
重さg 約4g  
素材 エゾシカ革  

メーカーHPより抜粋 MUNIQUのHPはこちら

【X-MESH STOVE】はアルストの必須アイテム

EVERNEW【チタンマグポット500】との組み合わせは完璧なシンデレラフィット。このポットのために考え抜かれたサイズとしか思えない。
ポット底部にピッタリと【X-MESH STOVE】をはめることができるので全くずれないのだ。これは非常に大切なところで、うっかりポットをひっくり返して悪態を吐くことも減ることだろう。

スモールもラージも厚みはほぼないので、3枚まとめてクッカー内に収めても全く問題ない。
重さも最小14g(S:1枚)~最大45g(S:2枚 L:1枚)なのでUL装備品としては十分合格範囲だ。
耐荷重は1kg程ということだが、ソロで使用すると思われるクッカー類なら問題なし。
砂地や雨上がりの柔らかい地面だと極薄のシートがめり込む恐れはあるが、【Leather Pad】があれば解決。
風防効果は、どちらのサイズも林間サイトなどで使用する場合は問題なく使えるが、森林限界を超えた稜線上や風の強い海辺で使う場合はさすがに無理がある。荷物などで風除けの壁を作ることが必要だ。
多少の不便は創意工夫で乗り切ることもソロの楽しみの一つだ。

これで、装備品を選ぶ際にクッカーやケトルの選択肢が格段に広がった。

ソロ用クッカーセットの最強の組み合わせは、MUNIQU【X-MESH STOVE】 、TOAKS【アルスト】、EVERNEW【チタンマグポット500】で決まり!

すぐにでも野外で実戦投入したいところだが、このご時世、肝心の山へは当面の間は様子見となりそうだ。いつもなら年末年始は地方へ出張なのだが、今年はその出張もキャンセルになってしまった。
家の大掃除をチャッチャと片付けて、部屋で淹れたての熱い珈琲を飲みながら年末年始をゆっくりと過ごそう。

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