体が硬い!!!

stretch08 ウェルネス

今年になって右腿に違和感が出るようになってきた。普通に動いている分には問題ないのだが、ある一点を押さえると鈍い痛みが走る。

骨に問題があるというより、どうやら筋のようだ。

その原因と対策を考えてみた。

痛みの場所

場所を言葉ではうまく説明できないので画像で示してみる。

指で押さえてみると水色の円の辺りがピンポイントで違和感を感じるのだ。骨というより、筋肉というより、骨と筋肉の繋がっている部分? 普段、動いたり走ったりする限りは特に違和感を感じないが、ゆるRUNのあとにマッサージをしていて気づいた。

一ヶ月くらい経っても改善しなかったので、近所のスポーツ整骨院で診てもらうことにした。

結論から言うと、体の左右バランスが悪く、全身がカチカチに硬いらしい。

筋肉が硬い状態でゆるRUNを続けたことで、一点に負荷がかかり炎症しているのでは?との診立てだった。

対策としてはストレッチで硬い筋肉をほぐすことを勧められた。院内のフロアで下半身を中心としたストレッチ方法を先生に教わりながらポーズを取ってみたが、悲鳴の連続だった。

痛くない程度にストレッチを行ってくださいとのアドバイスをいただき自宅に戻った。

生まれつき体が硬い

子供の頃から鉄筋が入っているかの如く体が硬かった。

小学低学年の頃は突然股関節が動かなくなり、終業式を欠席する羽目になったりもした。その時の接骨院での治療は想像を絶するくらい痛くて、なにしろ動かない関節を無理やり動かすので、激痛で泣き叫んだ記憶はトラウマの一つだ。それ以来、ストレッチに関しては苦手意識が常に付きまとうことになった。

そんなこんなで半世紀。体前屈は画像のごとく。指先は床のはるか上空をさまよっている。

これだけ体が固くても日常生活に不便を感じることは特にない。ただ、登山や激しく走り込みをした後のストレッチを怠ると、激しい筋肉痛や足が痙ったりすることが度々ある。単調な上り下りや、ゆるRUNで小さい目のストライドを長時間続けていると、体の可動範囲が小さいためますます体が固くなっていくようだ。

というわけで、今回の痛みがキッカケとなり、関節周りの可動域を広げ、筋肉の柔軟性をUPさせることの重要性にボチボチ気がついたところだ。昨年辺りからRUNの前後にストレッチを入念に行うようにしているが、結果、ウンコ座りが苦にならなくなった。それでも体前屈は相変わらず地面から程遠い。

ここで問題は、

柔軟性をUPさせるためとはいえ、ただ単に関節周りを引っ張って伸ばすだけでは、筋肉が伸び切ったゴムバンドのようになってしまい、力が入らなくなってしまうらしい。

これでは全く意味がない。

しなやかな体を目指す

体が硬い場合、その原因として、筋肉を包んでいる筋膜が固くなってしまい、他の組織と癒着していることがあるそうで、その筋膜をほぐし柔らかくしてあげることで筋肉の柔軟性が増すということだ。

筋膜:筋肉を包む薄い膜で全身に張り巡らされている。

年をとると、ちょっとした段差に躓きころんだだけでも骨折してしまうことがあり、それが原因で寝たきりとなり体がどんどん衰弱してくのがお決まりのパターンだ。

転びそうになったときに、足で踏ん張ろうにも筋肉が衰えていると予想外の転び方をしてしまう。また、変な踏ん張り方をするとあらぬ方向に力が加わり筋を痛めてしまう。登山などでよくある状況だ。

若い頃なら普通に踏ん張れても、状態も加齢とともに、あれ?と思った瞬間地面に転んでしまっている。

年齢とともに筋肉が衰えていくことはしょうがないが、筋トレである程度防ぐことはできる。ただ、その筋トレも体が固く萎縮している状態では効果は半減し、体がますます固くなってしまうらしい。だからといって、むやみに柔軟体操に励んでも固まった筋膜で包まれている筋肉は伸びることなく、最悪は断裂することもあるそうな。

というわけで、ストレッチを行う前に、まずは筋膜リリースをじっくり取り組み、その後に少しずつ体をほぐしていくやり方が効果的だとのこと。

筋膜リリースのやり方

フォームローラーという器具を使うと家でも無理なく行える。

色々なタイプのフォームローラーが出回っているが、平らな面と凸凹な面で構成されており、当てる面によって力加減ができるようになっている。ローラーの上にふくらはぎや腿、背中などを載せ、コロコロと前後に小刻みに転がしているだけで、筋膜が剥がれ、筋肉がほぐれてくるらしい。

先生の説明では痛気持ち良いということだったが、実際やってみると、むちゃくちゃ痛い!ローラーに足を乗せてコロコロするだけなのだが、これが物凄く痛いのだ。それだけ固く癒着しているということなのだろう。

なので、まずは片足ずつ軽く載せて痛みが出ない程度にコロコロと動かすことにした。

というわけで、これからの進む方向性が見えてきた。

骨が丈夫なのはお墨付きをもらえたので、次は半世紀分の凝り固まった全身を少しずつほぐしながら、しなやかな体を作ることにする。

目指すはカッコいいマッチョ体型ではなく、しなやかなダンサー体型

日々のワークアウトはウォーキングをベースにゆるRUNと筋膜リリース、ストレッチを入念に行い、しなやかな体を作っていこうと思う。

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