毎年、1月はウォーキングがてら近所のパワースポットへ出向いている。
東西南北の各方位に有名なパワースポットがあるので、各地でおみくじを引き一喜一憂するのが恒例行事となった。今年はタイミングよく二人共ゆっくり休みを取れたので、七日までの間に一気に歩いてきた。
自宅を起点に東西南北、片道五キロほどにある神社仏閣を妻のペースでノンビリウォーク。
西 西新井大師
関東三大厄除け大師
弘法大師ゆかりのお寺は正月三日目ということもあり、大勢の参拝客でごった返している。それでも整然と整列しながら進む光景は日本ならではだ。警備のガナリ声がスピーカーから絶え間なく流れているので、雰囲気ぶち壊しなのもお約束だ。
参拝を済ませたあとは恒例のおみくじを引く。
ハイハイ、くじ運は昔からないので期待していません。
パチ運最強だった頃も普通に凶を引いていたので気にしない。
ただ、そこに書かれている文章はそれなりに思うところもあり、胸に刻むことにした。
妻はもちろん大吉。相変わらずのくじ運だ。
参拝を終えるとちょうどお昼時。お蕎麦屋さんで昼ごはん。
以前は屋台の出店で焼きそばなどを頬張っていたが、ここ最近は新しく出来た蕎麦屋さんに入ることにしている。
小綺麗な店内で今年初の蕎麦に舌鼓。
東 柴又帝釈天
昭和の記憶、寅さん縁の地
寅さんと同じように全国各地を旅する仕事なので、この仕事を始めた頃から通い始めた。
映画のロケ地として有名なお寺は参道からして雰囲気満点。昭和の記憶が一気に蘇る。
昨年は凶を引いたが、今年は珍しく大吉!
気にしてないとは言え、ちょっと嬉しい。
妻はもちろん大吉。相変わらずのくじ運だ。
帰りの参道では出初式のイベントが行われていた。
こういう風習は百年後も残っていてほしいものだ。
参道にあるいつもの蕎麦屋は混んでいたので、少し離れた昔ながらの蕎麦屋さんで昼ごはん。
冷たい隙間風が入り込む店内で冷えた体を熱々の蕎麦で温める。
南 神田明神
なにはなくとも商売繁盛
たまに顔を出す会社が日本橋にあるので、例年、仕事始めの会社訪問後に一人で訪れていたが、コロナでテレワークとなったため社内には人がいない。ここ数年、新年に会社を訪問することもなくなってしまった。
ということで今年は妻と訪れることになった。
自宅からは一番遠いが、テレビ番組でタレントが金運おみくじなるものを引いてるのを観て、自分もひいてみたくなったそうな。
一人なら西日暮里から歩くところだが、妻のペースに合わせ湯島から徒歩。
圧倒的にスーツ姿のサラリーマンが多い中、ちらほら見かける飲み屋のママが華を添えている。
肝心の金運くじの結果は
ハイハイ、いつもどおりの結果。
妻はもちろん大吉!ここまでくると尊敬せずにいられない。
お昼時は御徒町のガード下にある蕎麦屋に入った。
駅前ということもあり値段も良心的。
北 大鷲神社
酉の市発祥の地
東京と埼玉の県境に位置しており周りを静かな住宅地に囲まれているが、由緒ある神社らしい。近所に住んでいる義父によると、浅草寺の大元?とのことだ。
順番で行くと家内安全がメインなので神田明神の前に訪問したかったが、オオトリという語呂合わせで最後になった。
七日に参拝したが元旦三ヶ日の混雑はピークを過ぎたようで、今回訪れたなかで一番静かに参拝することが出来た。
時折響く野鳥の囀りを聞きながら最後のおみくじ
ハイハイ、去年と同じ。
妻はここでも大吉を引き得意顔。
去年訪れたときにはめちゃくちゃ美味い出店の焼きそば屋さんがあったのだが、今年は出店していなかった。周りが住宅地のため蕎麦屋も見当たらず。
仕方ないのでスーパーに立ち寄り、お寿司や惣菜を買い込み義父宅を再訪。
正月に引き続き、義父、義母と共に全方位パワースポット探訪の報告を行い今年の初詣を無事に終えることが出来た。
例年、一月いっぱいをかけて東西南北のパワースポットに参拝するが、今年は最高の晴天に恵まれ一週間で終えることが出来た。
くじ運は相変わらずだが、努力する余白がまだまだ残っているとポジティブに捉え、今年一年を楽しく過ごしていこう。
コメント