ホテル暮らし part5 -休日編-

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長かったホテル暮らしも残り数日。
平日は仕事モードでフル稼働し、週末は週末で、洗濯やら買い出しやらであっという間に過ぎてしまう。それでも、できるだけ外で汗をかくように過ごすことでストレスを溜め込まないようにしている。

出張先でストレスを溜め込まないようにする秘訣。

基本はウォーキング

平日は起きてから30分ほどのウォーキングをして、体を目覚めさせてから朝食を食べる。その後に仕事先に向かっているが、単調な日々が続くとそれなりにストレスも溜まる。
なので、休みの日はできるだけ外で太陽の光を浴びながら汗をかくのがルーティンとなっている。

人は日中に太陽を浴びることで夜になると自然に眠くなるようにできているようだ。
更に、程よく汗をかくことで体のコンディションもすこぶる良好になってくる。
例え雪が降っていて日差しを浴びれないような天候であっても、体を動かし温めることで夜の寝付きが良くなる。
ここ数年、このサイクルを取り入れたことで、すっかり寝付きが良くなった。
朝も自然と目が覚めるようになり、寝起きの調子もすこぶる良い。
良質な睡眠はあらゆるストレスを遠ざける最も簡単な方法だ。

山形市内に泊まっていたときは、整備された公園が各所に散らばっていたので、その日の気分で行き先を決めていた。
今回の宿の周りも、グーグルマップを眺めていると、程よい距離に公園や施設が散らばっている。

雪に埋まったバラ公園

バラのシーズンではないのはわかっていたが、それにしてもあたり一面雪が降り積もっている。山形市内より降雪量は明らかに多い。
宿から片道8キロ程度。ウォーキングのコースとしては程よい距離にあり、折り返し地点の公園で小休止。自販機でドリンクを買いベンチで休憩しようと思ったが、

たどり着けない、、、

公園を訪れる人影も全く無く、地元の人はこの時期に訪れたりしないのだろうか。静かな雪景色を眺めているだけでも心が落ち着き、癒やされるのだが。なんとももったいない。

そんな人影のないバラ公園も雪解けが進むと景色は一変する。

3月下旬に再訪した時は、雪に埋もれていた自販機もすっかり姿を表していた。
今度こそ一息つこうとドリンクを買おうとしたが、お金を何度入れても戻ってきてしまう。

よくよく投入口を眺めてみると、冬期は販売中止とのこと。

結局、喉を潤すことはできなかったorz

このエリアにある公園の自販機は冬の間はドリンクを買うことができないようになっている。
そういえば公園の公衆トイレも冬の間は扉が閉まっていて使えなかった。

雪国を訪れる際は気をつけよう。

冬の静けさに染み入る

快晴に恵まれた休日は少し遠出をして山寺まで歩いてみた。
距離にして片道20キロ。少し長めのウォーキング。

街道沿いを月山に見守られながらをテクテク歩き、中間辺りの道の駅で小休止。

やがて駅前のレトロな宿越しに崖にせり出したお堂が見える。
今回の目的地だ。

頂上まで1,000段の階段が続くということだが、その前に煩悩を数えながら登る必要があるようだ。

芭蕉の像を過ぎ山門を潜ると、一気に冷気が身を包む。
この山域全体が聖域ということらしい。

崖にせり出したお堂から眺める景色は、絶景だった。
芭蕉が訪れたのは夏の終り頃だろうか。冬のこの時期は虫の音は聞こえないが、澄み切った冷気と、時折聞こえてくる野鳥のさえずりが染み入る感じだ。
時間が許せば昼寝を楽しんでみたくなるような場所だった。

下山後、川沿いの甘味処で疲れた体を癒やす。

絶景の里山

宿から30分程度歩くと里山の入り口にたどり着く。
夏の時期なら車道が続く道も、雪の季節は動物の足跡が残るのみ。

暫く坂道を登っていくと頂上に到着。
そこは眼下に市内を見下ろせ、正面には月山をのぞむ絶景が広がっていた。

春の足音

3月も中旬を過ぎると雪解けが一気に進み、街中の歩道や空き地に積もっていた雪もほとんど溶けてしまった。
宿の窓からは離着陸する飛行機の姿を眺めることができるが、せっかくなので線路向こうのローカル空港まで行ってみた。

直線距離ではすぐのところにあるが、少し遠回りをして春の景色を楽しみながら空港までウォーキング。

大都市圏のターミナル空港は展望デッキに上がっても柵越しに滑走路を眺めることになるが、この空港の展望デッキは柵が低く、間近に飛行機を眺めることができる。
子供の頃によく通った、昔の羽田空港を思い出した。
穏やかな春の日差しを浴びながら時折離発着する飛行機をノンビリ眺め、春の日差しを体に浴びる。

帰り道、ふと足元を見たらきれいな花が咲いていた。

気がつけば、冬が終わっていた。

桜の開花はまだ先のようだが、春がきた。

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