土曜日、妻が朝から39度近い熱を出し終日寝込んでしまった。翌日曜日、ドラッグストアで買ってきた解熱剤を服用すると、夜には37度前半に落ち着いた。風邪の症状にしては悪寒などの前触れはなかったようで、突然発熱し、解熱剤を服用したら熱がすぐ下がり容態は安定している。
もしかしてコロナにでも感染したか?
ということで、月曜の朝に近所のクリニックで診察してもらったら、ビンゴ!
コロナと診断されたようだ。
診察を終えた妻が家に帰ってくると、数種類の薬が処方されており、何故か抗生物質も処方されていた。妻を診察した先生曰く、「抗生物質でコロナをとことん治しましょう」と言われたらしい。
抗生物質?
はて?抗生物質は細菌に対して有効な薬であって、ウィルスには全く効かないはずなのに、何故に抗生物質?月曜の時点では発熱も落ち着き微熱状態。喉の炎症もないのに、なんのための抗生物質?
最近は世界中で抗生物質の使いすぎが問題となっている。
院内感染などでは抗生物質が効かなくなっている耐性菌がどんどん出現しており、ちょっとした細菌感染でも劇症化する事例が世界中で多発している。その対策としてより強力な抗生物質が次々と開発されているが、イタチごっこ状態のようだ。
なので、ターゲットとする細菌に対してのみ慎重に使用する方向に世界中が推移している。良心的な医者は風邪やインフルエンザ等には決して抗生物質を処方することはない。
一方日本では、相変わらず無意味な、使い方によっては害悪ですらある抗生物質を乱発している。
今回、妻に抗生物質を処方した先生は、よっぽど金儲けがしたかったのだろう。薬漬け大国日本の現状を垣間見ることになった。
やぶ医者の烙印を押すことにした。
そして火曜日、今度は自分が熱を出した。37度台だったので自分にとっては微熱だが、まぁ状況からいって妻からコロナをうつされたのは明白だ。一つ屋根の下で一緒に暮らしていたら、そりゃ感染もするだろう。
ちょっと前ならホテル隔離となったのだが、残念ながらタイミングが悪かった。
30年以上、インフルエンザはおろか、風邪さえも引かずに過ごしてこれたのに、夏バテで家の中でゴロゴロと自堕落に過ごしてきたので体がなまっていたのだろう。
近所のクリニックは行かないことにした。かわりに、市販のコロナ検査キットを使ってみることにした。
使い方はいたって簡単。
スティックを口に含み唾液を染み込ませる。
10分ほど放置すると、結果が線となって表示される。病院でのハナホジ検査に比べると雲泥の差だ。
ドキドキしながらスティックを覗くと、、、
まさかの陰性!
なんで?
妻の発熱後、2日遅れで発熱したのでどう考えてもコロナだと思うのだが、結果は陰性を示している。
検査キットの精度っていい加減なのか?
謎だ、、、
まぁ、たいして発熱してるわけでもなく、幸い仕事も閑散期なので開店休業状態。クリニックで診てもらっても、まともな処方をしてもらえないことがわかったので、あとは自分の体を信じよう。食欲なくてもきちんと食べて、家で大人しく過ごしていればそのうち快方に向かうだろう。
と思っていた。
その後、発熱自体は数日で収まったのだが、それと反比例して全身を針で刺すような痛みに襲われるようになった。
はじめは腕の付け根辺りで、時々針に刺されるような痛みがピンポイントで発生し、それが時間の経過とともに徐々に全身に広がっていった。
主に上半身の胸から腹部にかけて、ゲリラ攻撃のように突然皮膚の表面を針でランダムに刺されるような状態が続く。そのうち、服が触れるだけでも痛みが出るようになり、夜も眠れなくなった。
皮膚の表面にある神経が過敏に反応し、息を吹きかけるだけでも痛みが発生するので動くこともままならず、ただひたすら横になり、同じ姿勢でジッとしていた。
これって、コロナの症状というより、ワクチンの副反応だったような。
でも二年前に2回打っただけなので、すでにワクチンも薄れてるはずなのに。
ますます謎だ。
微熱が続く中、針で刺されるような痛みが何日も続き、同時に全身が倦怠感で覆われている。
そんな状況が一週間ほど続き、刺すような痛みはようやく峠を超えた。食欲もようやく戻ってきたので、ガッツリと晩御飯を食べるが、なんか違和感。
味覚が無い!
肉や野菜の食感はわかるのだが、味がしないのでスポンジや砂利を噛んでいるような感覚だ。
食べることが大好きな性分なのに、何を食べても不味く感じるのは拷問以外の何物でもない。
それでも、口から食べることが元気になるための最善の方法と考えているので、薬などに頼らず、無理してでも口から栄養を摂るようにしている。
↑イマココ↑
ここ20年ほど、インフルエンザはおろか、風邪さえひくこともなく元気に過ごしていたのだが、今年の猛暑が体の免疫機能を衰えさせたのだろうか。
エアコン点けっぱなしにしないと過ごせなかった今年の夏。世界規模で環境が激変している状況にあって、年々気候が悪化すると想定して、順応できるような過ごし方を根本的に見直さないといけない時期に来ているのだろう。
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